FC2ブログ

伏魔殿より愛をこめて

~ 『熾天使長閣下の華麗なる業務日誌』 ~

カテゴリー "[TRPG Column]" の記事

「広報活動」に関する考察と提言

これは私の古巣である「立命館大学TRPG倶楽部」の諸君、特に渉外担当者に宛てた話である。
まあ、内容は至って当たり前の事柄なので「何をいまさら」と思われるかも知れないが。

コンベンションの広報活動とはどのようなものか。 
また、渉外担当者の役割とはどのようなことか。
前出の倶楽部では、年に2~3回のコンベンションが企画・開催されるのが慣行である。
その際、多くの参加者に来場してもらうためには広報活動は欠かせない。

では、ただ単に他サークルのコンベンションに出向き、受付でチラシを置かせてもらったり
閉会式の場において壇上に立ち告知を行うことが広報活動かといえば、閣下はそうは思わない。
そんな単純なプロセスで満員御礼になったら、誰も苦労はしないのだ。

もちろん、上記のようなプロセスも決して無意味であるとは言わない。
やらないよりはやったほうが断然良い。 しかしながら、それだけでは十分とは言えない。


私が現役の頃に、なぜ関西各地のサークルのオープン例会やコンベンションに足繁く通ったか。
無論、私自身がそういったイベントに参加することが好きだったからであるが、
狙いはそれだけではなかった。

端的に言えば、「顔と名前を外部に売るため」である。
「立命館大学TRPG倶楽部にはどんなヤツがいるのか」を、他者に知ってもらうためである。
同倶楽部は学内活動が主体であり、対外活動は前述のとおり年に数回のコンベンションのみ。
つまり、こちら側から積極的に外へ出て交流を行わない限り、
外部の人間がこちら側の内実を知る機会は乏しい。

日頃どういう活動をしているのか分からず、
どのような人間が在籍しているかも分からないサークル。
経験不足ゆえに、イベント運営能力にもマスタリング能力にも劣ると判断されがちの大学生。
(いまはどうかは分からないが、数年前は本当にそう思われていたのだ)
そんな連中が、京都の北のはずれでイベントを開催し、果たして参加者が集まるだろうか?


コンベンションを行うのは「人」である。
「何を行うのか」も大切なファクターであるが、並んで「誰が行うのか」も重要である。
知らない人間が開催するイベントよりも、知っている人間が開催するイベントのほうが、
参加者の敷居は低い。
「○○さんが居るから」「××さんがゲームマスターをするから」 それが参加の動機となる。

諸君には、コンベンション開催の1ヶ月前だけ外部イベントに出掛けるのではなく
常日頃からアチコチのいろいろなイベントに参加してほしいと思う。
多くのセッションを行うことで見聞が広がる。  友人・知人も増える。
サークルによっては事後に参加自由の食事会があったりもするので、
そういうものに参加するのも良いだろう。

最初は周囲に知り合いも居らず、肩身の狭い思いをするかも知れない。
とはいえ、全体でもたかだか数十名程度の小さなコミュニティ。
数回ほど各地のイベントに参加すれば、自然と知り合いが出来るものである。
みな同好の士なのだし。

「交通費や参加費がかさむ」というならば、倶楽部の活動費から補助金を拠出してもよい。
というか、かつて私がそういう制度を取り決めたハズなのだけれども。

「卒業したのに、いまだにサークル運営に介入する気か。この老害め、爆発しろ。」と
思われるかも知れない。そう言われると返す言葉も無いので、
こうして自分のblogでグダグダ言うだけに留めておく(笑)。
「言われなくとも既にアチコチのイベントに参加していますよ」というのならば、
この記事自体を無視してくれて構わない。

でも、サークルで4年間を過ごした身としては、やはり何かと心配になるし案じたくもなる。
今後も10年、20年と活動を続けていって欲しいしな。
親心みたいなものなのかね。
スポンサーサイト

二次元世界へ至る扉

彷徨い人氏は仰る。 「隠す必要はないけれども、わざわざ見せる必要もない」と。
それに対して、私は返答した。 「わざわざ見せる必要もないけれども、隠す必要もない」と。

パンチラの話ではありません
先日の「セルフィちゃんねる」で話題にあがった、ルールブックの表紙についての話である。

昨今出版されているルールブックは、いずれも表紙のイラストが美麗だよな。
TRPGと関係性が薄い店舗においても、
「陳列した際に見栄えがするから」という理由から取り扱っていたり
あるいはTRPGのルールブックとしてではなく、“画集”として購入する客も存在するらしい。
装丁は書籍の顔である以上、そこに力を注ぐというのは出版社としても当然の行動である。

だが、一部のルールブックにおいては、その表紙が非常に……その……必要以上に、エロいのだ。
特定のルールブックの名前を挙げるのは避けるが、諸君も一冊くらいは所持しているだろう?
ビーストがバインドされる某ゲームシステムとか、大正浪漫あふれる某ゲームシステムとか。
いや、そこまでエロさ全開でないとしても、
いわゆる「萌え絵」というものを採用しているルールブックは多い。

さて、そこで諸君に質問だ。
諸君はこれらのルールブックのコピーをとる際に、コンビニで堂々と広げられるか?
あるいは、公衆の面前においてこれらルールブックを広げて閲覧できるか?


それで、結論は冒頭の文句に至るワケである。
閣下は実はこのテのものに関しては、羞恥心はあまり無い。 
電車のなかでもバスの車内でも読み放題だ。
そもそも自らが愛する趣味に関わる書籍ならば、コソコソせず堂々と胸を張って読めば宜しい。
ということで、閣下は「どこででも開いて読める」派である。 ある意味、空気が読めない子。

とはいえ、彷徨い人氏の意見も理解できないワケではない。
昨今のルールブックのイラストが、必要以上に過激であるという意見は多い。
前述のビーストがバインドされる某ゲームシステムの表紙なんぞ、一種の拷問である(笑)。
知らないひとが見たら、エロ本と間違えて然るレベルであろう。 おのれ、井上純弌め


結局、この話は「どうでもいいや(笑)」という結論に落ち着いたワケであるが、
TRPGルールブック出版業界は、もう少し装丁を考えた方が宜しいかも知れないな。
それとも、ああいう装丁は綿密なマーケットリサーチの結果の産物なのであろうか。 

まあ、私も相沢美良女史がイラストを担当してくれるのならば、
どんなゲームシステムでも購入するのですが(笑)。

秋の野に すみれ採みに来しわれそ 野をなつかしみ 一夜寝にける

コンベンションを開催するためには、どれほどの労力が必要であろうか。

まずは、一緒に運営を手伝ってくれる仲間を探し、イベントの企画内容を話し合う必要がある。
それから開催の日取りを決め、開催地となる会場を選び予約しなければならない。
宣伝のためのウェブサイトや紙媒体のチラシを作成し、他のイベントに出かけて広報活動を行うことも重要だ。
パンフレットを用意するのならば、各ゲームマスターから卓内容の紹介文を集め、製本作業を行うことになるだろう。

他にも、ここには書ききれないほどの“やるべきこと”が存在する。
もちろん、事前準備だけではなく当日の運営にも多大な労力が必要になることは言うまでもない。

なるほど、改めて考えてみると、確かにコンベンションを開催するためには結構な時間と労力を要するといえる。
だが、逆に言えばTRPGのイベントを開催するということは、“ただそれだけのこと”で可能なのだ。
免許や資格は要らない。 やろうと思えば、誰にでも開催することができる。


かつて私は――いや、私たちはそれを示すために、あるコンベンションを開催したことがある。

「すみれSeptember Love&Peace コンベンション」

2005年9月の開催だから、もうあれから5年も経つのだな。
当時の閣下は、京都の大学に通う学生であった。 共に運営を担った仲間もみな大学生であった。
学生だけでもイベントを開くことはできるということを、関西じゅうの大学サークルに遍く知らしめたかった。
そうすることで、学生サークル主体のコンベンションが増えることを期待していたのだ。

もちろん、純粋にコンベンションは楽しかった。
苦労も多かったが、それよりも愉しさのほうが遥かに上回っていた。 “苦労”を“苦労”と感じないほどに。


そして、私たちは今秋再びコンベンションを開催する。

「すみれSeptember Love&Peace コンベンション RELOADED」

私自身、既にその身は関西にはない。
他の運営スタッフも、北海道だったり愛知だったりと半数が近畿外在住だ。
それでも、こうしてイベントを開催する運びに至ったのは、ひとえに「TRPGが好きだから」であろう。
物理的な距離など、いかほどの枷にもなりはしない。

コンベンションを開催するためには、複雑な免許も特別な資格も何も必要ない。
ただ、TRPGに対する愛(Love)と、共に楽しさを分かち合う仲間との友情(Peace)さえあれば良いのだ。


誰にでもできる。 諸君にだって開催できる。
そして、それはこの世のいかなる享楽にも勝るほどの愉しさを秘めている――私はそう断言できる。

2010年9月20日――関西の地に、再び「すみれ色の革命」を起こそう。

卓を選択するということ

我ら「F-CON」スタッフ&レギュラー陣は、
「サークル celestial」の例会参加後は、「サイゼリヤ」で晩餐会と相場が決まっている。
もはや、あの店のメニューはあらかた制覇してしまったな。 いい加減飽きた。 新規店を開拓しないと……。


閑話休題。 今回は「サイゼリヤ」云々の話ではない。
その食事会での話題――「コンベンションにおいて、プレイヤーは何を基準に希望卓を決定するか」である。
恐らく回答は大きく3つに分けることができる。 すなわち「ゲームマスター」か「ゲームシステム」か「シナリオ」か。

「ゲームマスター」で選択するというケース。
ある特定のゲームマスターの卓であれば、ゲームシステムやシナリオは特段こだわらないというタイプである。
『アリアンロッドRPG』であろうが、『ソードワールドRPG』であろうが、『絶対隷奴』や『墜落世界』であろうが
そのひとがゲームマスターを務める卓であるならば、喜んで参加するという感じ。

「ゲームシステム」で選択するというケース。
ある特定のゲームシステムの卓であれば、誰がゲームマスターであっても、どんな内容のシナリオでも構わない。
とにかく『ナイトウィザード』が好きで好きで仕方がないとか、そんなヤツは諸君の周りにも居ないかね?

そして「シナリオ」で選択するというケース。
誰がゲームマスターであるかとか、ゲームシステムの内容に特にこだわりはなく、
当日の卓紹介を見聞きして「面白そうなシナリオだな」と思った卓を選択するというタイプ。

まあ、上記の例は極端ではあると思うし、実際には3つの基準を統合して選択するという場合が多いだろう。
それでも、3つのうち最重視するファクターは絶対存在する。 そして、それは個々人で異なるものだ。


それでは、閣下は何を基準として、毎回コンベンションで卓を選択しているか。
結論から言うと、これは完全に「ゲームマスター」だ。 「シナリオ」「ゲームシステム」なんて足元にも及ばない。
私にとっては「何をするか」「どんなことをするか」よりも、「誰がするか」が最重要なファクターなのだ。

もちろん、たまには「ゲームシステム」を決め手とする場合もある。
私にだってプレイヤーをやりたい(でもその機会がない)ゲームシステムは幾つもある。 『ニルヴァーナ』とかな。
それでも、ゲームマスター紹介・シナリオ紹介の内容が悪かった場合は、決してその卓を希望しない。
好きなゲームシステムならば誰がゲームマスターでも、どんなシナリオでも良い……というワケではないのである。

「シナリオ」に関しては、私の場合はあまり選択の基準にはならない。
というか、毎回各卓のシナリオ紹介を読んでいないしな(笑)。 スミマセンスミマセン(;´□`)ぁぅぁぅ

この判断基準は、逆に私がゲームマスターを務める際に、プレイヤーに持ってほしいと願う基準でもある。
だって「知らないゲームだけれども、あなたがゲームマスターなら楽しめそうだ」と言ってもらえたら
これはゲームマスター冥利に尽きるというものだよな。 喜びのあまり爆ぜて死んじゃうわ。

もちろん、そういう言葉をもらえるようになるためには、いかなる努力をも怠ってはならない。 
TRPGは所詮は趣味であり娯楽であるが、ストイックな努力を求められるスポーツのようなものでもあると思う。
少なくとも私は、この十数年間そう信じてこの業界に身を置いてきたし、これからもこの考えは変わらないだろう。


誤解がないように記しておくが、別に私は「ゲームマスター以外の基準で卓を選ぶな」と提言しているワケではない。
「ゲームマスター」を判断基準に据えることへのデメリットもあるし、
「ゲームシステム」や「シナリオ」を判断基準にすることのメリットは、デメリットを補っても余りあると思う。
要はどれを基準としても別段問題はないのだよ。 あくまで、閣下の場合は「ゲームマスターだ」というだけの話で。

まあ、我々の晩餐会では、このようなことをグダグダと数時間も話しているのだと知って頂ければ、それで結構(笑)。

大いなる権利

諸君、閣下は「コンベンション」が大好きだ。
客として参加するのはもちろん、主催者として企画・運営するのはそれ以上に喜ばしいことだ。
自分で言うのもなんだが、私のコンベンションに捧げる愛は、もはや偏執的ですらある。

私にとってコンベンションとは、自分の子どもの発表会のようなものだ。
そう思えば、事前の宣伝や配布冊子の作成、ゲームマスターの準備すらも苦ではない。
親ならば我が子のために、発表会の衣装を夜なべして縫うのは当たり前だろう? それと同じである。
当日を指折り数えて待てば、事前の準備すらも楽しいものだ。

そう、主催者はコンベンションを他の誰よりも楽しまなければならない。
というよりも、他の誰よりも楽しむ権利をもっている。
イベント当日だけでなく、その事前準備の段階から係わることができるというのは、大いなる権利だ。


極論であるとは思うが、敢えて言わせてもらうならば
「義務感」や「惰性」でコンベンションやオープン例会を開催しだしたら、そのサークルは“終わり”だ。
「毎月続けて開催しているから」をイベントの開催理由にしてはならない。 私はそう思う。



それはさておき、このたび新しく「卓紹介シート」を作成した。
実は「F-CON」ではこれまで、この手のシートの類は一切導入していなかった。
まあ、以前の会場では場所が狭すぎて、シートを張り出すのに適さなかったというのもあるが。
新会場に移転するとなったら、多分こういうものも必要になるのだろうなと。

しかし、流石は「F-CON」。 記入項目がビックリするほど少ない(笑)。
全体の80%以上が自由記入欄って、どういうことなの……。


そんな「F-CON」の11月度開催は、明日(22日)でございます。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。