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伏魔殿より愛をこめて

~ 『熾天使長閣下の華麗なる業務日誌』 ~

2009年03月の記事

合言葉は「スタイリッシュ」!?

先日の「F-CON」に関する記事も書かなきゃならないのだけれど、
なかなか日誌を更新している時間がないのよね。 最近は毎週のように東京行っているし。

昨日は「あたりんぼう」のオープン例会。
私が参加したのは、いま話題の『ガンメタル・ブレイズ』。 ゲームマスターは久しぶりの漣氏。
同ゲームシステムは、2007年度の「ゲームフィールド大賞」入選作品である。
ゲームデザイナーの端くれである私としては、後学のために是非一度遊んでみたいと思っていた。

今回のキャラクターは、サンプルキャラクター「ディフェンダー」をそのまま使用。
遊んだことのないゲームシステムなので、キャラクターの作成方法もチンプンカンプンだしな。

設定としては、名うてのフリーランス・ボディーガード。 通り名は「ドラッヘ」(Drache)。
しかしながら容姿は、その物騒な名前には似つかわしくない10歳の美少女
自身の身の丈よりも2倍以上あるグレートソードを、いとも簡単に軽々と振り回す。
「Drache(竜)」の名は伊達ではなく、彼女の“鱗”を貫くことは容易ではない。 ……という感じ。

『ガンメタル・ブレイズ』という名前から、『ガンドッグ』並に銃器を重視しているのかと思ったが
内実はそうではなく、白兵武器や魔法なども沢山用意されているみたい。

シナリオは、ルールブック付属のサンプルシナリオ「Heart on fire」。
公式シナリオなので詳細は省くが、世界観とルールを把握するためには良いシナリオであると思う。
ただし、ボスキャラクターの行動理念が……ちょっとお粗末な気がしてならないのだが。


さて、とりあえずプレイヤーを経験してみての感想だが。
率直な話、ガンメタル・ブレイズは“不可避の二律背反”をはらんでいる」と思う。
ゲームシステムが追及するもの、提示するものが、残念なことに噛み合っていないように感じた。

その最たる点が、このゲームシステム最大のウリである「シチュエーションカード」。
「他のプレイヤーに提示してロールプレイを示唆する」という発想自体は、称賛に値するものであろう。
従来のF.E.A.R.社製品にも「ロールプレイ支援システム」を謳うギミックは多数存在したが、
正直なところ、それらが本当に「支援」と呼んでよい代物かどうか疑問であった。
『ガンメタル・ブレイズ』のシチュエーションカードは、
“本当の意味で”他人のロールプレイを支援する画期的なギミックであると言っていい。

しかしながら、これは“ロールプレイ阻害システム”とも背中合わせではないだろうか。
「他人にカードを提示する」ということは、「提示されたひとはそのカードを見る」ということである。
すなわちその瞬間、そのプレイヤーが行っていたロールプレイは中断されるのだ。
これはロールプレイのテンポを激しく損なうことになる。
私自身、今回のセッションではこれのせいでストレスを感じた場面が何度かあった。

とはいえ、他人が提示してくれたシチュエーションカードを無視してロールプレイを続ければ
それは相手の心証を悪くし、円滑なコミュニケーションの阻害に繋がりかねない。
そもそもに提示されたシチュエーションカードをこなさなければ、
「モーションエフェクト」や「ガンメタル・ブレイズ」を使用するためのコストを支払うことができない。


また、シチュエーションカードの種類が多くないため、
1回のセッションに同じカードが何度も提示されるという事態も少なくない。
今回のセッションでは、私も何度「肩をすくめ」たことか(笑)。 ホント、デジャヴの連続だよ。
今後、サプリメントなどで、シチュエーションカードが拡張されることを切に願うところである。

他にも書きたいことは山ほどあるのだが、今回はここで一旦筆を置こう。
『ガンメタル・ブレイズ』には参考にすべき良い点も多いし、実際面白いゲームシステムだと思う。
でも、同様に反面教師とするべき点があるのも事実。
「ゲームシステムをつくる」ということの難しさを、改めて感じさせてくれる一品であった。

というかね、私のようなプレイヤーは
シチュエーションカードを提示されなくても勝手にロールプレイをするのだよ(笑)。
だから、「カードを提示されるとロールプレイのテンポが云々」という評価になってしまうのかな。
そういう点では、「私と『ガンメタル・ブレイズ』の相性が悪い」ということなのかも知れない。

もう1回くらいは、プレイヤーとして遊んでみたいところではある。
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