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伏魔殿より愛をこめて

~ 『熾天使長閣下の華麗なる業務日誌』 ~

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「私の伯父さんを探して!」(前編)

ということで「あたりんぼう」の7周年記念コンベンション。

予告どおり、私は『上海退魔行』のゲームマスターとして参加させて頂いた。
しかしながら、予測通りF.E.A.R.社製品の人気は健在で、
私の卓は「あわや参加者不足で不成立か」という感じ。 もう閑古鳥ですわ(-公-;)むぅ。
それでも、「あたりんぼう」のせんぱい氏やUEDA氏にご協力頂き、なんとか成立。

とりあえず、今回用意したシナリオは以下のような感じ。

アルフレッド・ノーベル博士が開発した新型爆薬「ダイナマイト」。
独逸第二帝国空軍の総帥・ツェペリン伯爵は、
飛行船からこれを投下するという作戦で、上海における覇権の獲得を画策していた。
(実際にそのような作戦を行わなくとも、それを外交上の脅迫材料として使用できるだろう)

1870年当時、ノーベル博士は清朝の李鴻章大臣に招かれ、鉱山資源開発に携わっていた。
そこでツェペリン伯爵は、清朝の腐敗官僚と共謀することに。
博士に「清朝の鉱山開発に、独逸は航空輸送力による協力を申し出た」と嘘の通達を行う。
こうして、伯爵はノーベル博士を欺き、帝国空軍基地内の研究室への招聘に成功した。

さらに、伯爵は清朝・独逸帝国から技術者を召集し、大量の爆薬の製造に着手。
2週間後には、空軍基地の地下に「約700tからなるダイナマイトの山」が築かれることとなった。
この頃には、ノーベル博士も自らが清朝・ドイツ空軍に騙されているということに気づいていた。
――しかし、もはや彼にはどうする事もできなかった。

その行動の殆どは帝国空軍に監視されていたし、
共に暮らす姪のジュリエッタに危険が及ぶとも限らない――それだけは避けねばならないことだ。
そして何より、彼自身心のどこかで大量の爆薬を製造することに快感を感じていたのである。


ところで、この大量のダイナマイトを我が物にせんと狙う勢力があった。
セルゲイ・ネチャーエフ率いる、露西亜のテロリスト集団である。
彼の命を受けた女革命家ヴェーラ・ザスーリチは、
何がなんでも――彼の愛に報いるため――ダイナマイトの山を奪取しようと画策する。

また、上海最大の租界をもつ大英帝国の工部局も、帝国空軍の策動をいち早く察知していた。
マイクロフト・ホームズは、このダイナマイトの山を穏便に処理する方法を模索する。
世界の覇者である大英帝国には、「さらなる軍事力」は必要ない。
しかし、独逸や露西亜といった他国がこの「軍事力」を手にすることだけは阻止せねばならない。
それは、世界のパワーバランスを崩壊させることに繋がるからだ――彼はそう考えていた。

さまざまな面々が、それぞれ異なった思惑を抱く夜。
――そのような状況のなか、事件は起きた。

ある夜、清朝腐敗官僚と、ツェペリン伯爵、ノーベル博士が会合を行っていた
英国租界のクラブ「セブンス・ヘヴン」で、爆発事件が発生。
もちろん事件を引き起こしたのは、ザスーリチ率いる露西亜のテロリスト集団である。
彼らは、爆破テロリズムの混乱に乗じてアルフレッド・ノーベル博士を誘拐し、
独逸帝国からダイナマイトの山を奪取しようと画策したのだ。

ノーベル博士は、自らの身の危険を予測していた。
いつか今回のように、事件に巻き込まれたりするのではないかと常々考えていたのである。
そのため、博士は共に暮らす姪・ジュリエッタに、事前にこう言い含めていた。
――「朝までに私が戻らなければ、すぐに海援隊の坂本龍馬に助けを求めに行きなさい」と。

その翌朝、伯父は姪のもとには戻って来なかった。

そして、朋友たちは坂本龍馬に呼ばれる。
ジュリエッタの願いを聞き届け、彼女の伯父・アルフレッドを探すという依頼のために。

ジュリエッタは、伯父から、ある小さな鍵を渡されていた。
無論、彼女は知らなかった。
伯父から「絶対に誰にも渡してはいけない」と言いつけられたその鍵が、
実は、帝国空軍基地地下にある「火薬庫」の扉を開く、「禁断の鍵」であるということを。

果たして、アルフレッド・ノーベル博士はどこへ行ってしまったのか。
シナリオの真相は、は記事後編で。
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