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伏魔殿より愛をこめて

~ 『熾天使長閣下の華麗なる業務日誌』 ~

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My Sweety Valentine(後編)

いいえケフィアです
どうしてあんなクライマックスになったのか、未だに疑問である。

プレイヤーたちは、あるひとつの結論に達していた。
真っ向から勝負を挑んでも、恐らくサキはシャンポワールを打ち破ることはできない。
相手が稀代の天才ショコラティエでは、子どもと大人の喧嘩よりワケが悪い。
正攻法で勝てないのならば――多少の黒いテを使うことも致し方ない。

プレイヤーたちは策士であった。

まず、引き篭もり状態にある料理部員たちを励まし、
舌先三寸で言いくるめて「バレンタインフェスティバル」に参加すると約束させる。
もちろん、再度黒い三連星が下校途中の彼女たちを脅しに来ることは明白である。
大林としては、無論シャンポワールの腕には信頼を置いているものの、
やはり“不安の種”は、出来る限りは取り除いておきたいのだ。

[アフタータイム]――下校時。
薄暗く人気のない路地を歩く少女と、彼女の背後から忍び寄る影。
少女がその気配に気づき歩調を速めると、その影もまた歩幅を大きくする。
そして、ついに少女の前に黒い影――マッシュ・オルテガ・ガイアが立ちふさがった!

しかしながら、ここでヒーロー系キャラクターが《それ、僕なんですが……?》を使用。
なんと、この少女はヒーロー系キャラクターの変装だったのである(笑)。
他のキャラクターたちもすかさず登場し、現場をカメラでパチリ。
黒い三連星にはそのまま逃げられるも、キャラクターたちは決定的証拠を掴むことに成功。

そして、その事実はどういうワケか一夜にして学園中に広まることとなった(笑)。


「バレンタインフェスティバル」当日――その場にシャンポワールの姿はなかった
シャンポワールは生粋の職人であり、正々堂々とした勝負を望んでいた。
たとえ自らの与り知らぬところで起きたこととはいえ、
部下たちがしでかした卑劣な行為に耐え切れず、卒倒してしまったのである。 南無。

このまま、サキの不戦勝が確定する。
ゲームマスターである私自身、そういう展開だと思っていた。

ヒーロー系キャラクターが《それ、僕なんですが……?》を使うまでは。


彼には分かっていたのだ。

本当は、卑怯な方法を使って勝利しても、サキは嬉しくないということに。
お菓子作り対決なのに、そのお菓子を作ることなく勝利しても、サキは喜ばないということに。
ゆえに彼はシャンポワールの“代役”というかたちで、サキと対峙することを選んだ。
そういうことにしておいて欲しい。 そうじゃないと、この行動の意味が分からない(爆笑)。

そんなこんなで、良く分からないままサキ対ヒーロー系キャラクターの勝負は始まった。
勝負は、おのおのの<料理>技能による[対抗判定]によって行われる。
もしも結果が一緒であった場合は、サイコロの出目の合計が低い方の勝利とした。

勝負の結果は、火を見るよりも明らかだった。
サキの<料理>技能のレベルは7。 対するヒーロー系キャラクターは、それに遥か及ばない。
さらにはサキには、委員会系キャラクターから《クラスの団結》が使用されていた。
これでサキに負けろという方がどうかしている。 彼女の勝利は間違いない。

――そして、お互いにサイコロを振った。

ゲームマスター(サキ)のサイコロは「0」と「9」を向いて止まった



「バレンタインフェスティバル」の後、シャンポワールは祖国フランスへと帰っていった。
たとえ対決に勝利したとしても、自分は日本に居る資格はないと言い残して。
彼(彼女?)は、最後までサムライであった。

出店計画が白紙になったことで、「料理部」はなんとか廃部の危機を免れた。
大林は、対決に勝利したことを理由に部を廃部に追い込もうとしたが
黒い三連星と自分との関係が明るみになることを恐れ、強硬手段を取ることを躊躇ったのだ。

サキの恋はどうなったのか。
それは、諸君の想像にお任せしたい。 実際、私にも分からないんですもの(笑)。
そのためサキが大林にチョコレートを渡すシーンは敢えて描写しなかった。
彼女は大林を「卑劣なダメ男」だと見限っただろうか? それとも…

答えは「スウィートチョコポテト」のみぞ知る(*´・ω・)
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